心を動かすUXライティング

こんにちは!ざいぜんです。

 

昨日、Schoo(「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトとして、毎日無料の生放送事業を提供)の ” 心を動かす「UXライティング」講座 ” を受講してみました。

 

今回、森田先生の紹介でこの講座の存在を知り受講する運びとなったのですが、紹介していただいた際、

UXライティング…?そんなものがあるのか!と、とても驚きました。

「UXリサーチ」は2年次にゼミを通して学んできましたが、「UXライティング」というものも存在するとは…。UXって何にでも繋がるし、これから大切になっていくんだろうなぁなんて考えながら着席しました。

 

UXライティングとは

早速、授業スタート!まずは、UXライティングとは何ぞやというお話から…

UXライティングとは、ズバリ!

「ユーザーの行動を言葉でデザインすること」

うーん、もう少し詳しく言うと

プロダクトとユーザー間のインタラクションを支援し、プロダクト内のユーザーを導く

\ UIのコピーライティング /

のことを指します。UIのコピーには、ボタンやメニューラベル、エラーメッセージ、セキュリティの注意喚起、利用規約、その他のプロダクト使用に関する指示などが含まれます。

 

このように、ユーザーとの接点となるほぼすべての言葉(UIコピー)をデザインすることを「UXライティング」といいます。

 

提出課題から考える、UXライティングの5つのテクニック

実は、この講座は全3回であり、1,2回目には講師の方から課題が出されていたようです。私が受講した3回目の後半は、受講生の皆さんが提出した課題から「UXライティングの5つのテクニック」を学んでいきました。

課題のテーマはこちら!

「思わずSchooの会員登録をしたくなるUXコピー」

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上の画像の黄色い枠の中に入れるコピーを考えよう!というもので、

ユーザーが画面を見るのはいつ?その時ユーザーはどんな気持ち?黄色の枠にどんな言葉を入れるとボタンをタップしたくなる? …etc

受講者の皆さんが様々な視点から考えだした力作が5つのテクニックと共に紹介されていきました。

 

【UXライティングで使える5つのテクニック】

  1. 新しい習慣に名前を付ける
  2. 具体的なメリットを探す
  3. 簡単さを訴求する
  4. リアルタイム性・限定性を訴求する
  5. 「社会的証明の原理」を訴求する

 

私が特に面白いなぁと感じたのは「新しい習慣に名前をつける」です。

紹介されたコピーはこちら!

『朝ごはんに。通勤に。ジョギングに。ながらShcoo民、増えてます。』

このコピーのいいところは2つあります。

 

まず1つ目は、見出しにもあるように「ながらSchoo」という新しい文化に言葉を生み出している点です。

実際に世に生み出された新しい言葉の例を挙げると、「夜パフェ」「朝マック」「三密」等があります。たった数文字程度の言葉ですが、これらには絶大な力があります。

例えば「夜パフェ」は北海道で生まれた「飲み帰りにパフェを食べる」という文化ですが、この文化に「夜パフェ」という名前が付いたことにより、関東にまでこの文化が知れ渡り、市場が広がり、今では東京に夜パフェ専門店というものまで出来てしまったのだそうです。

言葉ってすごい。

実は私は「三密」という言葉が出てきたときは、何故こんなに名前を付けたがるのだろう?と(若干、否定的に)思っていました。でも良く考えると、「三密」という2文字だけで「あ、コロナの話か」と理解出来たり「良くないこと」という認識を持てたりしますよね。

すごくないですか!?

しかもこの2文字、瞬く間に広がっていて、日本の中で知らない人は殆どいないのではないかと思います。「早く広く」伝えるために戦略的に生み出された言葉が「三密」…!と考えると、一気に見る目が変わってしまったというか、「三密」生み出した人すごすぎるっ…と、ちょっと勝手に高まってました。笑

 

2つめは、ターゲットの課題が解決されていた点です。

実は【UXライティング=課題解決】なのだそうです。このUXコピーからは、ターゲットとして「まとまった時間がとれず勉強できないと思っている人」が設定されていると考えられます。

その課題を「朝ごはんに。通勤に。ジョギングに。」の部分で解決しているのです。

上記のような課題を感じている人は、このコピーをみることにより、「ながらで出来るんだ、じゃぁ登録しようかな」と思うわけです。

こういった認識を変化させることが、とても大切なのだそうで、言葉にはその力があるとのことでした。

 

 

今回、受講してみて感じたことは、やっぱり言葉ってすごいなということでした。

言葉には人の心を動かし、人自身を動かす力があると思います。そしてそれを設計している人がいるということが何よりも驚きでした。

私は個人的に言葉は本当にすごい力を持っていると思っていてとても尊敬しているのですが(謎)、それを設計している(操っている?)人がいるって…それはもう

魔法使い?

くらいの感覚です。UXライターとかコピーライターとか本当すごい。尊敬。

何か伝えきれないのですが、今回受講できて良かったなぁと思いました。

 

以上!