ひきた流八つの文章修行!

こんにちは!ざいぜんです。

 

先日、久々にSchooの授業を受講しました。授業名は…、

表現力不足で悩んでいるあなたへ「文章脳をつくる基礎トレーニング」

「表現」「文章」というワードに見事に引っ掛かり、受講してしまいました…笑

 

この授業では、表現力を磨く「文章修行」の方法が紹介して頂きました。

講師のひきた先生は日々「大人は文章を書くことに苦手意識がありすぎる!」と感じており、それを今回授業を通して克服する術を伝授して頂いたのです。

 

 

なぜ苦手意識があるのか

先ずは、大人は文章を書くことになぜ苦手意識があるのかというお話です。

先生の周りには、文章が下手ではないのに「書くの苦手なんですよね」と言う人がとても多いのだそう。一体それはなぜなのか…。と、考えた結果、この2つの結論に至ったそうです。

  • 文章を正解に向けて書いている(小学生時の読書感想文等)
  • 自分のポジション、キャラクターに合う文章しか書けない

これはどちらも義務教育期から植付いている固定観念です。

小学生時によく書いていた読書感想文には、ある程度のフォーマットがあり、先生に咎められないよう偽りのない正しい文章を書く必要がありました。

また、学校にはヒエラルキーが存在し、そこでの自分のポジションやキャラクターとは異なる文章を書くのには、恥じらいや抵抗を感じます。

こういった固定観念が、自由な文章を書くことを困難にさせ、文章を書くこと自体に苦手意識を植え付けていったのでは、とのことでした。

私はブログをちょこちょこ書いているので、今はこういった感覚はあまりないと思います。でも、書き始めの頃を思い出してみると確かに「この文章でいい(正解な)のかな」とか考えてたなぁ。こんな内々なブログでもそう感じてたくらいだから、結構根深い固定観念なんだなと思いました。

 

文章修行

さて、そんな苦手意識を克服するには、ということで早速文章修行の方法を紹介していきます。

一、ウソ作文

「正しく書く」ことを捨て、脳のストッパーを外すためには、先ずウソの文章を自由に書いてみよう!ということです。これは、常識・時代・生き物...、何でもOKな妄想作文です。面白そう!と思ったので、早速私もトライっ

私は、財前家で飼われているカメだ。名前はカメ吉。安直すぎる。

最近、水槽が曇っていて視界が悪い。私は立派な体長なので大変なのは重々承知だが、だが、洗ってほしい。切実に。

というのも、視界がもやもやしているので、先日とても心臓に悪いことが起こったのだ。

その日は、もやもやとした視界の中で、リビングに何やら塊のようなものが目に入った。洗濯物の山か?と思っていた。しかも何時間も何時間も放置されている。やれやれ、そろそろ片しなさいな、と思っていると、急にその塊が動いたのだ!

ドキぃっと、心臓が止まりそうになった。恐る恐るよく目を凝らして見てみると、洗濯物だと思っていたその塊は、実は次女の穂波だった。まったくあの娘、漫画片手に何時間もリビングでゴロゴロして、何をやっとるのだ。もっとJDらしく動きなさいな。心臓に悪い。

と、まぁ財前家ではこんなことがよく起きるので、私は水槽を洗ってほしいのだ。切実に。

 実家で飼っているカメの話です。私のイメージ的にこんなキャラだと思う笑

ウソ作文、とても楽しいです!昔はよく物語のパロディとかを考えて遊んでいたので、童心に帰り自由に書けました。脳のストッパーを外すにはとても良いかも。

 

二、カタルタ

カタルタとは、語りを遊びに変えるカードゲームです。

カードの真ん中に接続詞や副詞が書いてあり、このカードを順に引いて、書いてあるつなぎ言葉(接続詞や副詞)を文頭において文章を完成させていきます。

この修行(遊び?)により、単語1つでパッと文章がひらめく脳を作れるのだそうです。考えるより先に言葉が出るようになるので、会話中も頭が真っ白になることが無くなるのだとか。

先生とMCのお姉さんが実演してくれていましたが、とても楽しそうでした!単語1つで、人によって本当に発想が違っていて、思考の癖とかが見えてきそうだなと思いました。

 

三、1テーマ2視点

これは、ある事柄について1つは自分視点で文章を書き、もう1つは他人の視点または反対の意見で文章を書いてみる、という修行です。

先生曰く、優れた小説は主人公の人格(心情・描写)だけでなく、周りの人の人格まで書かれているのだそうです。「走れメロス」が評価されているのも、メロスだけでなく王の人格まで書かれているからなのだとか。

同じ事柄を色んな視点で書いてみることによって、想像の幅が広がりそうだなと思いました。

 

四、名付け親

これは、経験したことやコミュニティにネーミングしてみようという修行です。

例えば、先生は「紅白歌合戦のオンエア中に感想を言い合う」コミュニティを持っているそうです。初めはあまり活気のないコミュニティだったらしいのですが、コミュニティ名を「いどばた紅白」にすることでメンバーが急増し大盛り上がりに!

この名前は、参加者に井戸端会議のように自由に話していいコミュニティなんだと想像させますし、参加のハードルも随分と下げてくれています。

ネーミングすることは、端的に言い表すという意味でとても要約力が付くのだそうです。ということで、今回のブログのタイトルはちょっと意識して付けてみました。.....もっと上手く付けられるようになりたいなと思いました。((震

 

五、大袈裟とローカル

これは、例え話を上手く出す修行です。

やっぱり例え話がある文章というのは、分かりやすいですし親近感やユーモアを感じますよね。先生は大阪勤務の際、例え話には大袈裟とローカルの2つがあのだと学んだそうです。例えば、こちら。

  • うわ、さぶ。地球が冷蔵庫になったみたいや。
  • うわ。さぶ。山田のおかんのギャグよりさぶいわ。

前者が大袈裟で、後者がローカルです。どちらも「寒い」ということが言いたいのですが、ただ寒いと言うだけでは感じないユーモアを感じます。

例え話や比喩表現は、作家の村上春樹さんがピカイチらしく『村上春樹の比喩辞典』という本も出版されているのだそうです。これはちょっと気になるなぁ。

 

六、100のお題

これは、あるお題について自分の持つ知識のみで100字程度の文章をかいてみよう、というお題です。

お題は本当に何でも良いらしく、コーヒー、カレンダー、手紙などとても身近なものが例に上がっていました。今回、先生が紹介してくれた文章はこちら。

『リップクリーム』

マスク生活で口紅をつける機会が減りました。

乾燥も減ったので、リップクリームを塗る回数も。

便利でいい。

でも、顔を隠す生活に少し疲れてきました。

リップクリームの潤いも、口紅の彩も、生活に取り戻したい!

 敢えて全く興味のないものについて書くのも良いらしく、文章のひらめく力が培われるのだそうです。

 

七、自転車の漕ぎ出し

これは、修行というよりちょっとした技術的なものです。

長い文の前に短い文を2つ入れ、読み手の負荷を下げるのだそうです。自転車の漕ぎ出しは、回転が安定するまで短くペダルを踏み直したりしますよね。そのように、短い文を2つほど入れるというわけです。これは、作家の司馬遼太郎がとても多用している方法なのだそうです。

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 先生が日常での文章に落とし込んでみると、こんな感じ。

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マーケティング・リサーチの講義で習った「ファネル・アプローチ(一般的な質問(製品カテゴリーレベル等)から具体的・詳細な質問(ブランドレベル等)へ進む流れ)」がアンケートにおいて大切だとされる理由と似ているなと感じました。

意外と、分野が違って名前も違うけど根は一緒みたいなことって多そう。

 

八、取扱説明書を作る

これは、他人をよく観察し分析する力をつける修行です。

色んな人物の人格を書くためには、色んな人格を知ることが大切で、そのためには身の回りの人を知る(取扱説明書を作る)ことから始めよう!ということなのかなと思いました。

これを作ることで、分析脳になっていくので人からの一言一言に反応しなくもなるそうです。あ~こんな人なんだ、で留められたらとても楽だなと思います。間違っても人に見せちゃいけないやつだと思うけど、取扱説明書作ってみようかな。(趣旨が変わってきている)

 

さいごに

Schooの授業、とても楽しかったです!学びの多い時間でした。

最後に先生が「自分の言葉で語ることが大切。今の日本人は正解を求めすぎている。このままだと言葉が無くなってしまうよ。自分の言葉こそが人の胸を打つからね」と言っていました。

確かに私自身、何においてもですが正解を求めてしまうなぁと思います。多分私は今、正解が用意されている世界と用意されていない世界の狭間にいるので、今のうちに正解が用意されていない世界での自分の在り方(やり方?)を模索しないとです。

そういう意味でやっぱりブログって自由に書けるしいいなぁと思います。

なんか、自分を小出しにしてる感じですかね。「私こんなのですよ、大丈夫ですか?チラッ」みたいな。(...?)

 

今回、学んだことは色んな所で活かしていきたいなと思います!

 

PS.

こういうの書くとき、最後の方集中力切れてほんとテキトーに書いちゃうけど、今回はそうでもない...!感動。

 

 

以上!