言葉ダイエットで自分の魅力を

言葉は、あなたの人生くらい、簡単に変えられる。

 

こんにちは!ざいぜんです。

 

上に書いてるコピー、どうですか?
今日は朝から、マスナビ主催の「エントリーシートも『言葉ダイエット』しよう」というセミナーを見ていました。このコピーは、講師の橋口さん(電通コピーライター)が最後に言った言葉です。

興奮?痺れる?何だか言い表せないけど、うわぁぁあぁって気持ちに私はなりました笑
言っていた経緯ですが、

日本には「日出處天子致書日沒處天子無恙」っていう有名な言葉がありますよね(橋口さんは日本最大のコピーだと言っていました)。読み方は「日出ずる處の天子、書を日沒する處の天子に致す。恙なきや」で、聖徳太子が隋の皇帝に送った国書に書いている言葉です。

当時隋はとんでもなく強大な国で、聖徳太子は日本が隋に奴隷扱いされないようにとこの国書を送りました。サラッと書いていますが、もし送っていなければ今の日本は無かったかもしれません。先進国でもなければ、1つの国として存在していたかも怪しい…。まさに、日本の運命を決定づけた言葉と言えます。

つまり!

言葉には、国の運命を左右する力さえあるんだから「あなたの人生くらい、簡単に変えられる」ということです。加えて、「全ての人には、自分の魅力をアピールする文章を書く力がある」「あなたは、あなたであることが1番の強み」「普通の17歳なんていない」とも言っていました。つまり、そんなESを書きたいね、ということです。

 

最近常々思うんですけど(突然)私は、ESを書くのが苦手です。特に志望動機とか。

自分の魅力をアピールする文章なんて書けない!って思っちゃうのですが、橋口さんはその原因を

読みやすいビジネス文を見たことがないから

と、言っていました。

ここで「普段あなた方が触れている企業のHP文は、読みづらいものが多い」と言っていて、「読みづらい文章は、ヘタクソな文章だ」とバッサリ。(個人的にはこの言い進め方も素敵だなと思っています。「大人が読みづらい文章を公表してしまう」ことが問題だと強調して、私たちを「今は触れている文章が読みづらいから仕方ない」「でも、今後は自分でも魅力をアピールする文章を書けるかもしれない」という気持ちにしてくれている気がします。言い進め方が、優しい。)

そして、文章が読みにくくなる理由を「一言一句、読まれる前提で書くから」だと言っていました。

読み手目線で考えると、人事さんに限らず自分でもそうだなと思いました。読むときって、一言一句しっかり読まないです。どちらかというと「見る」に近い感覚で、目に入った言葉から情景を浮かべて理解することが多いなぁと思いました。人事さんだと忙しいので尚更ですね。

でも、書き手になると途端にそのことを忘れてしまいます。そして、一言一句読まなければ理解出来ない文章を書いてしまうのです。ここで言いたいことをまとめると、

  • 読みたくない人に読んでもらう、くらいのマインドを持つ
  • 読み手への想像力を働かせる(どうすれば読んでもらえるか)

ということです。

では、そうするための具体的な方法に入ります。方法は以下の6つです。

  1. 1文には1つの内容しか書いてはいけない
  2. 1文は40字~60字
  3. 抽象論は禁止
  4. 繰り返し禁止
  5. させて頂きます禁止
  6. カタカナ禁止

途中から、ほぼ禁止w

補足説明が必要そうなものだけ詳しく書きます。

まず、3. 抽象論禁止。

何が禁止なのかと言うと「より良い」「革新的」「圧倒的」といった抽象的な表現です。人によってイメージが違うため、どんなものであるのかが分かりにくいそうです。つい、カッコつけて抽象的な言葉を使ってしまいますが「ファクトだけ書け」とのことでした。

次に、4. 繰り返し禁止。

同じ言葉だけでなく、似た言葉の繰り返しもいらないそうです。例えば「学び、考える」とか。違う動作だけど、読み手のイメージを考えると統一してもいいのかなと思えます。後は、主語も省略できます。これは日本語の特徴ですが。繰り返すと、幼稚に見えてしまうのだそうです。

最後に、5. させて頂きます禁止。

知らなかったのですが「させて頂きます」の使い方には注意が必要らしいです。

「させていただく」は、自分が行うことを相手の許可を受けて行い、それを行うことで自分が恩恵にあずかる場合に使用します。つまり、相手の許可を受ける必要がない場合は使用する必要がありません。

間違った使い方をすると、相手の指示のもとに行っているような印象を与え、不快に感じる人もいるかもしれません。

 代わりに「致します」を使えば良いとのことでした。

 

なるほどーー

とても学びが深い。このセミナー後に、6つの方法を意識してガクチカを推敲したのですが、ギュッとスマートになりました。

橋口さんは「人は、書くことと、消すことで、書いている」というコピーを「書くことの本質」だと言っています。書く・推敲するを繰り返し行うことが大切とのことでした。

書く・推敲するで言葉ダイエットをして、自分の魅力が伝わる文章を書きたい!と強く思った、月曜日の朝でした。

 

 

以上!