声の境界線

こんにちは!ざいぜんです。

 

やっと言語化できたことがあるので、書いておこうと思います。

 

「声って境界線をつくるんだな」と思った話です。

 

ちょっと前ですが、とあるサービスの1周年を記念したオンラインイベントに参加してきました。イベントには沢山のユーザー企業さんが参加されていて、その方々と一緒にバラエティに富んだコンテンツを堪能した2時間は、本当にあっという間でした。中でも、特に私の心に残ったコンテンツが「表彰式」でした。

 

表彰式では、サービスの認知拡大や進化のためのフィードバックに貢献してくださった企業さま、ユーザーさまに賞が贈られました。賞は3つあり、受賞された方々は順に一言ずつ挨拶をしていきます。

その挨拶を聞いていたとき私は、言い表すのが難しいのですが”ポジティブな違和感”を抱きました。ただ、そのときは全く言語化できていなかったので「え」「あれ?」としか思えず、今までの経験とは何かが違う...とただただ不思議な気持ちでした。

 

そしてこれがですね、最近やっと言語化できたんですよ。

 

私が何に対してポジティブな違和感を抱いたのかというと、

表彰式で、受賞する側(サービス開発チーム)と受賞される側(ユーザー企業さん)の”声に境界線が見えなかった”ことだと思うのです。

 

私は今まで、割と色んなイベントに参加してきました。もちろん例外もあると思いますが、イベントには大体招く側(企画者)と招かれる側(登壇者・参加者など)がいますよね。当たり前なのですが、両者は所属や仕事の進め方など様々なことが異なっています。そして私は、その違いを声のトーンや早さ、言葉選びの違いによって感じていたのだと思います。

 

そこには”境界線”と感じるほど、はっきりとした所属や立場(役割)の違いが見えていました。

 

しかし今回参加した1周年記念イベントの表彰式では、声の境界線が見えなかったのです。声のトーンや早さ、発される言葉は似ており、一聴どこからどこまでがサービス開発チームで、どこからどこまでがユーザー企業さんなのか分からないような空気感でした。

 

そのサービスは「共創」をキーワードに持っているのですが、私は普段サービスがどのように開発されていて、開発チームがユーザー企業さんとどのようなコミュニケーションを取っているのかは分かりません。しかし、そういった普段の関係性は”声”など節々で醸し出されるものなのかもしれないなと思いました。

 

私が感じた「どこからどこまでがサービス開発チームで、どこからどこまでがユーザー企業さんなのか分からない」という空気感は、普段から「共創」を積み重ねているからこそにじみ出せるものなのかもしれないぁと。

 

今回の気づきで(もともと好きだったけど)よりそのサービスのことが好きになりました。そして、普段見られない開発チームの皆さんの様子を垣間見ることができたような気がしました。

 

以上、声って境界線をつくるんだなと思った話でした。ずっともやもやしていたポジティブな違和感の正体が分かってちょっとスッキリ。

 

そして別のもやもやがより悩ましくなった気がします。もやもやは続くよどこまでも...

 

 

 

以上!