こんにちは!ざいぜんです。
この前、フリーキャンプのプログラム(子供と遊ぶボランティア)に参加してきました。心に残ったことがあったので書いておこうと思います。
なんか良いね。
今回のプログラムは川と土手がある場所で行いました。お昼ご飯の時間になったとき、まだ川で遊んでいる男の子が2人。ちょっと心配だったので「一緒にご飯食べよう」と言って、私は2人の近くでご飯を食べ始めました。
すると2人もお弁当を持ってきたので、3人で川辺でご飯を食べることに。この日はすごく天気が良くて、日に照らされた水面がキラキラと光っていてとても綺麗でした。和やかだなと思いながらご飯を食べていると1人の男の子が、
「川の近くでご飯を食べるのってなんか良いね。」
と。本当にぽつんと言ったのです。そのとき私は驚きと感動?でちょっとフリーズしました。
当たり前に目に入る景色を、意識に入れて「なんか良いね。」と思える感性。うーん上手く言えないけど。一体どれほどの人がこの子のように「当たり前」に足を止められるだろう、と思ったのでした。
お友達が会いに来るかもしれない。
お昼過ぎ、女の子たちが工作をしていました。木の枝とタコ糸で釣り竿を作っていたらしいのですが、餌の部分には小さく切った段ボールが…。段ボールで魚は釣れないんだよなぁと思いつつ、よく見てみると段ボールに魚の絵が描いてありました。
不思議に思って「魚を描いたんだね?」と聞いてみると、
「川のお魚さんがお友達かと思って会いに来てくれるかもしれないでしょう」
と教えてくれました。このピュアな発想。釣れるとか釣れないとかじゃないんですよ。横で大人が「段ボールじゃ釣れんだろ」とか考えててほんと申し訳ないなと思いました。
その後「お友達に会いに来てくれるといいね!!!」と、盛大に女の子たちを送り出したのでした。
紐持ってて。
続いても、工作をしていた女の子の話。ビニール紐が必要だったらしく私に「紐切って。」と言ってきました。多分ハサミの切れが悪く、紐が中々切れなかったのだと思います。
しかしその子にとっては残念なことに、私は前日にCOTENラジオのヘレンケラー編を聞いてしまっていました。そして完全にサリヴァン先生の教育方針に感化されていました(影響受けやすすぎ)。
https://open.spotify.com/episode/476VFDr5uNmtledRFRXMlK?si=j-uyByrUQjmsTBeAk-yGHQ
「やってあげることは子供のためにならない!むしろ学びの機会損失!」という出来たてほやほやの信念のもと、コツだけ教えることに。
「紐を引っ張ったら切れやすいよ」と教えると、若干不服そうな顔をしつつも自ら紐を切り、無事に工作用の部品?をGETしていました。
ちょっと経ったころにまたその子から声がかかりました。
「紐持ってて。」
と。(おぉ!)前回同様ビニール紐が必要だったらしいのですが、お願いが「紐切って。」から「紐持ってて。」に変化していたのです。自らやることが前提であるなら、むしろ人の手を借りることはいいことだなと思ったのでご要望通り手伝いました。
子供の吸収力は早い。あと柔軟性も抜群。あまりにも短期間の変化に驚きつつ、大事だなぁと思ったのでした。
書き出すと止まらないので、今回はこのへんで。すごく良い時間を過ごしてるなぁ私、と思いました。
以上!