ねむい

ここ数日めちゃくちゃ眠かった。

 

それはもう底なし沼のようで、気づいたら沈んでいて、抗ってジタバタしてちょっと這い上がれたと安心していると、また沈みかけているという無限ループに入る。

 

もともと高校生の頃から2~3ヶ月に1回そんな時期があったので、さほど驚きはしない。社会人になってからはあまり来なくなったので克服したのかと思っていたので、そういうわけではなかったかぁと思ったくらい。

 

この睡魔の難しいところは、抗いようのない眠気と睡眠をとってもあまり解決しないこと。象徴的なエピソードとして、高校時代のバスケ部での思い出がある。

 

その日もなんだか眠いなぁとは思っていた。ただ、部活の練習ではラン、ドリブル、パスなど常に体を動かしていたので途中で眠気は忘れていた。

ほどなく、試合形式の練習が始まった。5対5で試合時の流れの想定や動きの確認をするというもの。15×28mのコートをひたすら走るので、楽しくも苦しい練習で、息を切らしながら走っていた。

 

ただ、ほんの5秒。自チームの誰かがファールをして相手がフリースローに入ったとき。リバウンドを取ろうと、ゴール下でポジション争いをしていたとき。フリースローを打つ子が審判役の子からボールをもらい、手からボールが離れるたった5秒の間に、とんでもなく大きな睡魔の沼に引きずり込まれた。

 

ボールがガンッとゴールに当たり、その音で目をさました。無音から急に現実に引き戻され、一瞬何がなんだかわからなかった。多分リバウンドは取れなかったし、チームの子には申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、ある種自分のなかで気づきのあった瞬間でもあった。

前日は普通に睡眠をとって、部活であれだけハードに動いても、眠くなる。これはもう抗えない。諦めよう、と思った。そう思うと意外と楽になったので不思議なものだ。(もしかしたら他の人も同じような時期が定期的にあるかもしれないが)私のひとつの特徴として理解しておくことにした。

 

ここ数日の眠気はさすがに高校生当時ほどではないが、やっぱり眠い。かなり仕事が落ち着いてきて安堵しているのもあるかもしれない。仕事が立て込んでいるときとかさならなくて良かったなぁ。

 

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全然関係ないが、今の出来事が起因して何か昔のことを思い出すとき、なんだかんだ部活のことが多い。私の場合、部活か勉強かの生活だったからということも関係している思うが、部活が人生に与える影響って大きいんだなと思った。